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富良野の森で


今年も北海道にやってきた。

先ずは札幌に入り、翌日は富良野への旅だ。

札幌―富良野間のバスは片道2700円と、意外に安い。

約2時間半、滝川インターからは一般道へ入り

北の大地を眺めているうちに富良野駅へ到着。

ここからは新プリンスホテル行きのバスで森へ入っていくのだ。

 

脚本家倉本聰はこの森で「北の国から」等を書き、現在も住んでいる。

「北の国から」のインパクトは強烈で町にはドラマゆかりのお店や建物があるが、

来るのが10年遅かったようだ。現在はほとんど閉店状態だ。

ホテル周辺の森は素晴らしかった。落ち葉が重なるふわふわの山道を

入ってゆくと小川のせせらぎに癒される。

そこでは倉本氏がプロデュースした喫茶・森の時計やレストラン・ル・ゴロワなどが点在する。

さらに深く森を入ってゆくとSo's BARがある。

(店内では倉本氏専用の小部屋を見せてくれた。)

アスパラなどを食べゆったりとした時間を過ごしていると、鹿が横切る姿も!

 

それから電柱の明かりが幻想的な山道を歩く。

倉本聰の世界観を満喫して私は戻りは根室線で札幌へ向かった。

癒しを求めて、また来ると思う……。

                                         松木

根室本線の車内